- 2017/02/18
- writer: 山崎拓
世界一幸せな脳
2週間ほど前、いつもお店をご利用していただいている常連さんからある新聞をいただきました。
いつも複数回分の新聞をいただくのでそれなりにボリュームはあるのですが、内容が面白く、いつもすぐに読み終えてしまいます^^
今回いただいた記事も読んでいて面白く、学びにもなる内容が盛りだくさんでした。
毎回全ての記事に目を通しているのですが、今回心に残っている記事は「脳」や「子育て」についての話題です。
子育てについては、小さい娘がいる僕にとって今は必ず目を引くものなのですが、「人の脳」に関する話も個人的にはとても興味があり、趣味として楽しみながら学んでいる分野でもあります。
そんなこともあり、今回の記事には人の脳に関してとても面白い内容が載っていたのであなたにもシェアしたいと思います。
タイトルは
「世界一幸せな脳の使い方」
で、脳科学者・医学博士の岩崎一郎さんという方のお話です。
※みやざき中央新聞より転載
ーーーーーーーーー
「世界一幸せな脳の持ち主」
暴力を振るう父のいる家庭で育った私は、本当に人が怖くて、「世の中の人はみんなうちの父みないな人ばっかりだ」と信じ込んで生きてきました。
少しでも相手の気に入らないことを言ってしまったら徹底的に攻撃されるものと思っていました。
研究者の道を選んだのも、もちろん自然科学が好きだったことも理由の一つですが、実験室にこもって試験管を振ったり顕微鏡を観たり、そういうあまり人と関わらない仕事に就けると思ったからです。
そんなこともあって私は、脳科学の研究をしていく中でも、「人はどうしたら幸せになれるんだろう」と、ずっと考えていました。
人の幸せはもちろんみんな違います。
例えばうちの父は、家族に対して暴力的な行為をすることで気が晴れていたのだと思います。
でも周りの人は非常に大変な目に遇いました。
このようにある人が幸せになるために他の人が不幸せになる」というのは、非常に理不尽だと思うのです。
そんなことからみんなが幸せになるための道を模索したい」「脳科学の分野から人の幸せを掘り下げたら、もっと違うことが分かるかもしれない」と思って世界中の論文を調べました。
すると「人が幸せになるときに脳の使い方」についての論文が出てきました。
そこには、脳には車でいうアクセルとブレーキの役割をしている部位があることが書かれていました。そして、アクセルが活性化しているときには気持ちが前向きになって行動力や集中力が高くなり、「ブレーキ」が活性化しているときには行動や思考が抑制されやすくなる、とありました。
つまり、人が幸せで前向きな気持ちを感じているときには、左のおでこの辺りにあるアクセルに当たる脳の部位が活性化していることが分かったのです。
次にこの研究グループは「どんな人が世界一幸せな脳の使い方をしているか」調べました。
と言っても世界中の人の脳を調べるわけにはいきませんから、1000人くらいの中から、そのアクセルの部分を一番活発に使っている人を探したわけです。
その結果は、お金持ちでもなければ何か社会的に成功している人でもありませんでした。
その人は、マシュー・リカールというフランス生まれのチベット仏教のお坊さんでした。
40年近く前からチベットに渡り、ダマイ・ラマ法王に会って、長く修行をして悟りを開く境地にまで達した方です。
ダマイ・ラマ法王の通訳などを務められているこの人が、世界一幸せな脳の持ち主だったのです。
「世界一幸せな脳の使い方」
世界一幸せな脳の使い方をしているマシュー・リカール氏の脳を調べていくと非常に興味深いことがわかりました。
リカール氏は通常でさえ非常に幸せな脳の使い方ができているのに、その上さらに一般の人の500倍くらい脳が活発になることがあります。
リカール氏の脳を調べると、脳が最も活発に活動していたのは、人の幸せを祈っているとき、世界平和について瞑想しているときでした。
そしてそのとき、リカール氏の脳は、より幸せで、より活性化している状態になっていることもわかりました。
この研究から、人というのはどうやら自分の幸せのこと、いわゆる自分のことを考えるよりも他人の幸せを願ったり、それを極めていく方が実は幸せな脳の使い方ができていくことが分かったのです。
もう一つ大事なことは、脳が幸せな状態になって人に対する思いやりが深まってくると、「エゴ(私心)がない」状態になっていくということです。
私心がだんだんと少なくなってリカール氏のように悟りを開いた境地まで行くと、マイナス思考の状態はほとんどなくなっていくのです。
ただ、僕を含めて普通の人は私心が強くて、「お腹すいた」とか「眠くなってきた」とか、つい自分のことを思ってしまいますよね。
一般的な人は、1日のうち42%くらいの時間はマイナス思考になっているそうです。
そしてさらに42%の時間はプラス思考とマイナス思考の間で揺れ、8%の時間はプラスでもマイナスでもない中立の考え方をして、純粋にプラス思考だけで生活をしている時間はたった8%なのだそうです。
講演会で「私心がなくなる」とお話をすると、「それって欲のない状態ですか?」「無気力な状態ですか?」と質問されたりします。
そうではなく、「志や大義名分の高い目的を持っていて、それが本当に腑に落ちている」という状態です。
高い志を持って活動している人は本当に魅力的だし、精力的に動きます。私心がないことで脳にブレーキがあまりかからないので燃費良く動けるのです。
余計なブレーキがかかっていないから、アクセルをちょっと踏めばスピードもすぐに上がるわけです。
でもその状態にない人は、ブレーキがかかっていて燃費は悪く、アクセルを踏んでもなかなか速度が上がっていかないのです。
「年をとっても痴呆になりにくく、寿命も長い」
アメリカ・シカゴにあるラッシュ大学付属病院の研究チームが、1000人以上の高齢者の方たちにアンケートをとりました。
そこから、志の有無と、タバコや飲酒、運動などの生活状況との関係、そしてその人たちの脳の状態を調べる研究をしました。
その結果、「志が高い人ほど脳が健康な状態に保たれている」ということが分かりました。
つまり、志の高い人、私心のない人は脳のブレーキがないからマイナス思考にならないのえはなくて、普通は脳のブレーキを使わないで生活しているだけなのです。
そしてその状態は、脳の健康にとって非常にいいということでした。
そういう人は歳をとっても痴呆になりにくく、さらに寿命も長くなりやすいこともわかっています。
そしてさらに痴呆症のような症状が出ても、病気の進行が遅くなることが最近の脳科学の研究で分かってきました。
ーーーーーーーーー
いかがでしょうか?
僕個人としてはなかなか興味深い内容でした。
昔から、
大志を抱け!
とか
利他の精神が大事だ!
とはよく言われることですが、これらのことは人の幸せにも大きく影響を及ぼしているのかもしれません。
でも、志を持って生きる、とか私心をなくす、というのは言葉で言うのは簡単ですが、実際には簡単ではありませんよね。
ただ、こうしたことを考えたり、意識するだけでも長い人生を考えたときには大きな違いになると思います。(最終的に痴呆になりにくかったり、長生きにもつながるわけですから!)
俺の人生もう上がりだ。
とか、
私はもう歳だから・・・
ではなく、何歳になっても高い志を持って生きていきたいですね^^
それでは今日も1日頑張りましょう!
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
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好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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